多重債務者が減らない理由

多重債務者が減らない理由

現在、貸金融業界は以前に比べて整備されており、消費者には安全に利用できるものとなっていると言えます。
法改正により、グレーゾーン金利は廃止となり金利が安くなり、総量規制で融資が収入の3分の1を越える無理な貸付はできません。
最近はインターネットでの申し込みも可能となり、即日融資が可能な金融業者も増えました。
しかし、この状況にあっても多重債務に苦しむ人は多く、以前と比較しても減っているということはありません。

 

では、なぜ多重債務に苦しむ人は減らないのでしょう。
第一に、貸金融業者を利用する人の多くは生活の少しの不足を補うためなどに手軽に利用し、数十万円の小さい金額で借りれする人が多くなっています。
返済方法は残金スライド式リボルビング払いで、負担が小さくなっています。
毎月返済していれば、限度額内で何度でも借り入れすることができ、お金が足りないときなどにいつでも手軽に利用することができるのです。
この利用法が返済を長期化し、使えば使うほど金利が発生するため元金が減りにくくなっていく仕組みになっています。

 

このような『安易な借金』『借金をしている自覚がないこと』や『金利の発生を考慮しない』ことなどが、現在の多重債務の原因になっていると考えられます。
多重債務者の多くの人が「こんなに借金をしているつもりはなかった」「大丈夫だと思っていた」と言い、返済が困難になって初めて自分が多重債務者になっていたと気付きます。
手軽に借金ができるとしても、借金をするときはしっかりと返済計画を立てましょう。

多重債務者を減らすことはできるのか

貸金融業における法改正により、以前に比べて債務者は返済が楽になりました。
しかしそれでも多重債務者は現在でも非常に多く、実は多重債務者の数はそれほど減っていません。
その背景には手軽に利用できるキャッシングやカードローンなどによる借り入れで、「借金をしている」という意識を持てない方が増えているということもあるようです。
こういった多重債務者を減らすためには、どんなことが必要なのでしょうか。
また、減らすことはできるのでしょうか。

 

まず第一に重要なこととして、『借り入れする前に貸付金融商品について知ること』があります。
商品によって特徴はそれぞれなので、毎回しっかりと理解することが大切です。
返済システム、返済期間、金利など、全て具体的に知っておく必要がありますね。
その上で完済まで返済が可能であるかどうかを検討しなければいけませんし、返済シュミレーションをする必要があります。

 

そこまでして大丈夫だと思って借り入れをしたら、次に重要なのは『債務者が借金をしているという意識を持つこと』です。
借金が自宅に居たままできる時代です。
また、即日融資など借金環境は便利になっています。
キャッシングやカードローンは、利用しようと思えばATMから貯金を引き出すように利用することが可能です。
それだけ手軽になっていると、『借金をしている』という意識が薄れてしまうのも仕方がないのかもしれませんが、だからこそ意識的に借金していることを自覚する必要があるのです。

 

多重債務者の中には「借金をしている感覚があまりなかった」「気付いたら借金が膨らんでいた」と無自覚のままに多重債務者になっている方が多くいます。
多重債務を抱えないように、便利にお金を借りられる環境であっても借金自覚をするようにしましょう。

 

個々の返済計画や借金への自覚により、多重債務者は減らすことができるでしょう。